就職エージェントとは?
就職(就活)エージェントのサービス内容を解説
就職エージェントとは?
就職エージェントというと、これまでは転職希望者のためのサービスというイメージがありました。経験や実績を持つ人だけが利用できる、優秀な人材を求めている企業への隠された入り口を見つけるためのツールといった感じです。しかし近年ではキャリアのない就活中の学生も、経験の代わりにそれぞれの特性や志向性をアピールすることでこのサービスを利用できるようになっています。
利用の流れはとても簡単で、最初にやることはインターネットでプロフィールを登録するだけです。その後、登録情報をもとに専属のアドバイザーとカウンセリングを行った上で、適切と思われる企業を紹介してもらいます。エントリーシートの添削や面接に関する指導などのバックアップを受けながら、内定に向けてがんばります。内定が決まって入社するまで、さらに入社した後も不安な点や悩み事の相談に乗ってもらえる就職エージェントもあります。
就職エージェントを活用するメリット
ほんの数ヶ月前まで海外旅行に行ったり友達とクラブで遊んだりして学生生活を満喫していた10代の若者が、突然面接を受けて自分をうまくアピールしたり、人事採用者の心を掴む応募動機を語ったりするのは難しいですよね。そこでどうしてもマニュアル通りの受け答えをただくり返す面接になってしまがちです。まだ自分のことをよく知らない若者と、数少ない情報を元に欲しい人材を選び出さなければならない企業という組み合わせは本当に不幸だと思います。
就職エージェントは、企業側が欲しい人材を把握しています。そしてまだキャリアのない学生の持つポテンシャルや人柄を含む特性を理解し、その「欲しい人材」とのマッチングを行ってくれるのです。これは企業側にとってもこれは大きなメリットに違いなく、そうやって歓迎される場所で人生初の仕事をスタートできるということは就活生にとってとても大きな幸せです。
そしてよほど早くから将来を見据えて勉強に励んでいた学生以外は、就活となるととかく名のある大手や外資を選びがちで、失敗が立て込んでくるとただパニックに陥ります。こうした自分の特性もやりたいこともまだ把握しきれていない就活生にとっては特に、視野を広げ、選ぶ基準を与えてもらえることは、エージェントを利用する最大のメリットです。
就職エージェントと就職サイトの違い
新卒で就職を希望する学生や、転職を希望する社会人がいずれも必ず活用するのが就職サイトです。就職サイトと就職エージェントがごっちゃになっている学生もまだまだいるようですが、違いをよく把握して上手に使い分けるとさらに有効利用することができます。以下にそれぞれの違いをまとめてみましたのでご覧ください。
比較項目 | 就職エージェント | 就職サイト |
---|---|---|
求人情報数 | ・数は少ない ・一般公開されていない情報多数 |
・数が非常に多い ・様々な業種・職種がある |
利用の手間や 気軽さ |
・アドバイザーと連絡を取り合いながら進める必要がある ・企業の選出も応募もアドバイザーに相談でき、取りまとめてもらえる |
・気軽に自分のペースで利用可能 ・多くの情報の中から応募したい企業を自分で選び出し、個々に対してアプローチする必要がある |
サポート力 | ・アドバイザーが知識/経験/情報に基づいて完全にバックアップ | ・サイト上に掲載されている情報をもとに自らで考え行動する |
合格の確実性 | ・仲介するエージェントの信用も加味されるため高くなる | ・完全に自分次第であるため確実性はない |